妻の実家から電話がかかってきました。
めずらしいことではなく、いつものように妻が出て長話をしていると、「お母さんが聞きたいことがあるんだって、なんだか家電リサイクルがどうとかって」と、ぼくに話が回ってきました。
奥さんの実家は、お父さんとお母さんのふたり暮らし。
ちょうどそのころ、テレビの電波がそれまでのアナログから地上波デジタルに切り替わる時期だったので、そのことかなと電話に出ました。
お母さんがいうのは、やはりテレビのこと。
地上波デジタルへの切り替え期限が近づいたので、最新のテレビを買ったのだけれど、家電リサイクルに出したほうがいいのかどうか、考えていました。
テレビを買った家電量販店で頼んでおけば、新しいテレビを運び入れたときに古いブラウン管テレビを持っていってくれると言われ、家電リサイクルの手続きも店頭で済ませてきたのだそうです。
ところがお母さんは、テレビがこれまで家に一台しかなかったので、そのブラウン管テレビを自分専用に使い続けたかったんです。
地上波デジタル対応のチューナーを用意すれば見られると知らせると、「それじゃあ、テレビを持っていってもらうのは、やめにしたほうがいいわよね」とうれしそうでした。
デジタルチューナーはぼくらのほうで用意して送ると話がまとまり、その場では電話を切りました。
ただ、ちょっと考えてみると、お母さんは家電リサイクルをあんまり理解していなかったようで不安に。
もしかしてテレビが来た当日に言えば間に合うと勘違いしてないかと、奥さんからもういちど電話して確認してみました。
案の定、お母さんはそう思っていて、「それじゃだめなのかしら」とのんきでした。
家電リサイクルを事前に申し込んでいたら、配送の人もそのつもりでやってきてしまうでしょうし、なにより買ったお店で家電リサイクルの料金を先払いしているはずです。
レシートを持ってきてもらって確かめると、やはりもう申し込み済みでした。
慌てて、リサイクル回収の取り消しを急ぎ電話でするよう伝えました。
しばらくして様子を聞くと、キャンセルは間に合い、お金も返ってきたといっていて、面倒なことにならず、ホッとしました。
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